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Photo 3

2009.06.21  *Edit 

案の定ロジャーは外出していなかった、 というより
それを見計らっての犯行なのだから当然だ。

夏の午後 玄関からほど近いロジャーの部屋は
遊戯室と並んで心地よい風の通り道になる。

こんな時期は特に問題がなければロジャーは部屋のドアを解放しておくのが常だ。
重要な書類等が保管されてる部屋は地下に構えてある。
この部屋はビジネス以外の目的で設置されてるいわばロジャーの部屋のようなものだ。
もちろん悪さする子供は居ないだろうと想定してのことだし、
あえてこんな部屋に興味があって忍び込む者等居ないだろうとふんでの事だが………


しかしここにいた。


「よし突入だ」
あくまで G I ジョーごっこを貫き通すメロ、それに加担するマット。
部屋に入るやすぐに肘を押さえて「ああいてえええ」と唸るメロだったが、
すぐに棚の上にあるであろう標的を確認した。

「あった!あった、あれだよマット!」

メロが見上げた目線先にはポラロイドカメラ。
メロが背伸びをしてやっと届く位置に置いてあるカメラを慎重に両手で掴む。

「ねえ いいの?ロジャーに怒られるよメロ」
「何だよ今更。ちょっと借りるだけさ。すぐ返すに決まってるだろ」
「ねえ、ちょっとシャッター押してみようよメロ」
「駄目だ。フィルムは無駄にしないしようぜ。後のお楽しみさ」

一旦ぐるっと部屋を見回しながら物色するメロに突然マットが興奮気味に小声でメロをデスクの前に手招きで呼ぶ。

「ねえねえメロ!!見てこれ。なんだろうこのメモ。
TAMA◯●TCH とかG●NDAM HI-ZACKとかGAMEB●Y A●VANCEとか書いてあるよ」
ひっきりなしにヒラヒラとメロに手招きする仕草のマット。
「何?」
マットの様子に興味を示したのか、メロも興味ありげにロジャーのデスクの上のメモを覗き込む。

「ねえこれみんな日本のおもちゃだよ。GAMEB●Y A●VANCE って今年発売されたゲーム機なんだ」
ゲーム好きのマットはそこに書かれてある走り書きだけで興奮している。
「玩具なら誕生日のプレゼントのリストかなんかだろ?
マットだって去年 Super F●mic○m頼んでたじゃないか」
「そぉっか!! 今年は GAMEBOYにしよ!!」
「お前ゲームばっかりだな」
「うん!将来は日本のNinte◎d◎で働くつもりだよ」
「ばっか マジ?」ケラケラと笑うメロ。

ふっ と、メロはメモの下に無造作に置かれているレポート用紙を見つける。
 
「なんだこれ?」
独り言の様に呟き捲ってみる。
そこにはアルファベットと数字がランダムに並んでいるだけだった。

N____________HF22 CT10 SE07 PW29…………

D___________VA06 MK13 BJ30 RS29………


「なに?なんか意味あんのか?」

ペラペラと無造作に捲っていたメロだったが、その数字とアルファベットが規則性を持っていることを発見した。

「アルファベットの次に二つのアルファベット、で数字が二つ…
J、F、M… A… M… 12 12進法… 時間じゃないし……
あ!!!」

 D____________…   MK13……… D … … 13 …… M

 … D… December … Mihael……… Kee…… 13 …

「ふ… ん 」  一瞬メロの顔がパッと明るくなる。
何枚か捲っているうちにその数字とアルファベットが個人の誕生日を示す物だと気付くのにそう時間はかからなかった。



「判りやすい暗号じゃんかロジャーめ」
「どしたのメロ?ねえ早く戻ろうよ 長居はヤバいよ」

マットに腕を引っ張られたが反応無しのメロを尻目にドアの方に向かってるマット。

「ボク怖いから先に戻ってるよ ねっ!メロったら」




      それに今日は_________________


あの時の少し嬉しそうな表情のニアを思い出した。

「ふーん、今日は何日だっけ?」
「ええ?何こんな時に!24日だよ」
メロの左手は再びレポートをパラパラと捲りだした。

「メロったら。何やってんの? ねえ!!」
「わかったって、先帰ってろよ」
「メロもすぐに戻ってよ。いいね!」
そう言ってマットは足早にロジャーの部屋を後にした。

メロはすかさずAugstの"A"のページを捲った。

「ニア ニァ……N N N N N N N ………ん? 本名もNでいいのか?……」

指でなぞりながら捜す 

                  ……………………N

せわしなく動いていた指が止まる。

A____________ ……N

「24、24…   NV24  NR24  24  V? R? どっちだ?…
ってか、ホントにNなのかな…」 

レポートを元の位置に収めて、贈り物リストが書かれてある走り書きのメモに目をやる。

「G●NDAM  HI-ZACKか…… これニアだよな。絶対そうだ。今日が誕生日なんだ。
うん、そうに決まってる。だってG●NDAMUだぜ」

メロは何故かたまらなく可笑しくなりその場で暫く笑いをこらえていた。


Photo4 に続く




舞台は2001年夏です。
『GAMEB●Y A●VANCEって今年発売した』とあえてマットに言わせております。
メロ、マットは11歳、ニアはこの日が10歳のBirthday(原作設定)



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