FC2ブログ

スポンサーサイト

--.--.--  *Edit 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



*Edit TB(-) | CO(-) 

2の思考

2009.04.21  *Edit 

「今の僕が女だと思ってんなよ」

「でも……好きなんです」






「ニア… 僕に何をした…」
「何も してません……」
「嘘だ…… 」
「メロ」
「触んな!」
「……男になっても相変わらず可愛いです。いえ、美しい……」
「がああああああっ!こんな時に何言ってんだお前!!」

目の前の変わり果てた男メロを凝視するように、ニアの漆黒の瞳はいつも以上に大きく見開かれている
変わり果てたと言っても姿形は前と同じで、その綺麗な金の髪も、緑の透明な瞳も、華奢なスラリと伸びた手も足も、全ては変わる事無く、もちろん可愛い顔もそのままだ。
いや…ホルモンの違いか…可愛い顔も多少の少年ぽさが合混じってユニセックスな雰囲気を漂わせている。
ユニセックスなメロは可愛いというより、美しかった。
一番の違いは…… そう、ニアにしてみれば自分と同じものが身体の中心に生えてるということ。
それから少し膨らんだ胸は、かちんかちんのへらべったい板になってしまったということ、声が太くなったこと、言葉遣いが男らしくなったこと………。

「とりあえずロジャーに事の成り行きを説明して、なんとか力になってもらいましょう」
「事の成り行きだぁ? ふざけんな! お前とナニしましたって言うのか?冗談じゃない!」
「メ…メロ なんかキャラが怖いですよ……」
「はあぁ? おいっ!だいたいお前のせいだぞ。なに無理矢理やっちゃってんだよ!教会でやることかよ。恥を知れ恥を!」
「メロがここがいいって……」
「なに?」
「い…いえ……」
短時間のうちにどんどん男っぽくなっているメロを眺めながら、ニアはある事を思い出していた。


1ヶ月程前の事、久しぶりにハウスに帰って来たLに招かれ、ロジャーの部屋へ行った。
そこでLに告げられた事は、Lの後継者としてニアの他にもう一人の人物を推薦しているということだった。
もちろん自分以外にも適正な人物がいてもおかしくないとニアは思っていた。
当然それはニアの恋敵、マットであるはずだった。
なのに予想外……いや、Lのその一言はニアにとってはまったくの想定外だった。
もう一人の後継者はメロ………。
メロは女の子である。いや、女の子が後継者になるのはなんら不思議ではない。
強靭な精神力とそれに立ち向かう頭脳を持ってさえすれば、男女の比などまったくもって意味をなさない事だ。
しかし………
「頑張って下さい」と一言告げられ、そして疲れている様子だ、と言われてLから精神安定剤のようなものを渡された。
何かと思えば市販の物と何ら変わらないただのチョコレートだ。
疲れたときは甘い物が一番、一日一枚食べろと、なんと30枚も渡された。
このチョコレートを一ヶ月間食べ続ける事が、今後の後継者として試されるべく第一歩です……と。
まったくもって意味が分からないが、とりあえず与えられた試練として深く受け止めたニアだった。

どう考えてもおかしい…
というか、素直に食べ続けてしまっている自分も相当可笑しいが、チョコを食べ続けているうちに何か得体の知れない自信のようなものが漲って来た。
そしてなぜか日に日にマットに対して敵対心のようなものがメラメラと湧いてきて、メロをマットから奪ってやりたいという別の思いに変化を遂げていった。
自分ではない自分が自分の中に居る……。
いつものニアなら到底考えられないような耳を抑えたい程にクサくて熱い愛の告白をメロにしていた。
そんなクサい告白にあっさりと寝返ったメロだったが………

だいたいメロが突然マットをふって、自分と付き合うようになったのか………、あり得ない事だと常々感じていた事だが……そんな告白だけでメロが簡単にニアに寝返るわけが無い、なにかからくりがある筈だ。

目の前のメロを眺めながら考えている。
「メロ……」
「……なんだ?……」
口調は荒いがメロは確実に落ち込んでいる。
それはそうだ、さっきまで女の子として生きて来ていたのに、突然性別が変わるなんてことは、夢を見てるとしか思えない。
そしてニアのショックも当然大きい…
「……先程私のモノがチョコレートの匂いがすると言ってましたね」
「あ? ……ん…… っ!!それに原因があるっていうのか?おいっ!ニア! 何か心当たりがあるのかっ?!!」
メロはニアの胸ぐらを掴み、何度も激しく前後に揺する。
「メメメメっ メロっっっっ は…離して……く くださいいいいいい」
「おいっ! ニアっ 何か知ってるんだろっ?!!」
「く…詳しくはあああ… し知りま… せ…んんんん……が…たたたたぶん そそそれ…に原因がぁぁぁぁ……」
「くっそ~っ ……」
「……… ? メロ?」
暫く何かを考えていたが、意を決したようにメロがニアに提案する。
「戻す」
「はい?」
「さっき 僕の中に入れたモノをお前に戻す」
「え?」
「えっじゃない!」
「ちょっと メロっ あっ!!!」
ニアの両肩を掴んでうつぶせに倒す。
「ちょっと待ってくださいっ 冷静に…考えましょうっ」
「大丈夫だって 痛くしないから少し黙れよっ」
「いっ痛くって 何をするつもりですか?メロっ」
目の前のメロを直視する。
「…………」
「なんだよ 試すだけだ」
男になっても美しさは変わらない、そしてそのメロを何故か違和感なく愛せるかもしれないとこんな時でもニアは思った。
「メロ やはり可愛いです もう一度… し…してみましょう…」
「ふん。ニア、お前なんか勘違いしてないか? さっきと同じやり方で出来ると思ってないだろうな」
「?……あっ」
「今の僕が女だと思ってんなよ」
「でも………好きなんです」
「そう言う事じゃない。いいから早く」
「はい?」
「馬鹿かお前?さっきニアが出したもの、まだ中に残ってんだよ、たぶんな。それを出すんだよ」
「い 意味がわかりません………」
イヤな予感がしてニアはその場から仰向けにされたまま、両膝を立てた上体でずりずりと背中を床に這わせながら後ずさりをする。
「さっきニアが僕にしたのと同じ事をするんだよ」
「いやです…」
「いいから……、って僕もよくわからないんだけど、入れりゃいいんだろ」
「し…知りません…」
「なんだよ。さっきしてただろ?」
「それはメロが女の子だったからです……」
「あ…そうか…… じゃあ男同士だったら…」
「いやです…メロ」
「僕だってイヤだ」
「………」
「でもこれ こんなになってんだぞ どうすんだよ」
そう言ってメロは自分に生えて来たニアと同じ物を指差して言う。
メロのソレは何故か昂っている。
「どうにかしないとズボンもはけないじゃないかよっ てか パンツがすでに痛いんだよ」
「どうすると言われても……」
「ニアっ とりあえず後ろ向け!」
メロはニアの仰向けになった身体を無理矢理反転させてうつ伏せにさせる。
「メッ メロっ!!!」








*Edit TB(-) | CO(0)

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。
 ◆Home  ◆Novel List  ◆All  ◆通常ブログ画面  ▲PageTop 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。